和食器好きが高じて、作家物の陶器や磁器を少しずつ集めるようになって数年になりますが、コロナが流行してから相次いで陶器市や展示会が中止になってしまい残念な日々。
衛生面に気を付けて開催される展示会もありますが、自粛下では電車に乗って都心に向かうのも憚られます。
代わりに通販で遠方の器屋さんからお取り寄せ出来る機会が増えて、それはそれでありがたいのですが、何しろウェブショップは開始時間直後、秒で瞬殺という恐ろしい世界💦
それに、作家物は同じ作品でも絵付けや焼き上がりなど一点一点表情が違うのが当たり前なので、やはり見比べてお気に入りを見つけられる実店舗へ足を運ぶ楽しみは別物なのですよね。
作家さんが在廊されている時などは大変緊張しますが、貴重なお話を伺えたりで、購入した器への愛着もひとしおです。
そんな最中、近隣のギャラリーで『叶谷慎一郎』さんの展示会が開催されるとのことで、予約抽選に申し込み、初日に当選🙌
喜び勇んで行って参りました!
京成線大久保駅が最寄りの、小さなギャラリー『林檎の木andR』さん。
私が作家物の器にハマるきっかけとなった原点となるお店です。
いつもはカフェも併設されていて、作家さんの器で軽食を頂く楽しみもあるのですが、コロナの影響でそちらはお休み中で寂しいですね。
叶谷さんの作品は、草木染を彷彿とされる優しい色味の釉薬をお使いで、おばあちゃんから教わった家庭料理も、ちょっと気取った洋風料理も受け止めてくれるような懐の大きさを感じる器です。
私がショップに伺った時間帯が夕方だったこともあり、並んだ器たちは夕焼けに照らされていてノスタルジックな雰囲気でした。
なんと今回、「リモート在廊」なるハイテクなシステム(笑)が導入されていて、まさかの作家さんご夫妻と画面越しにお話しさせて頂きました。
めっちゃテンパりましたわ💦お恥ずかしい!
どうしても欲しかった黄土灰釉の輪花小鉢と、我が家では初めましての三島手のプレートと、使い勝手の良さそうな広口の小鉢をお迎え出来ました。
叶谷さんの陶器は、目止めの必要がないそうです。
代わりに、使い始めはお水に一晩沈めて下さいとのことでしたので、帰宅後水桶にドボン。
オリーブグリーンが美しい輪花の小鉢で白玉団子を頂くビジョンが脳内に浮かんでいたので、翌日早速張り切って白玉粉を練ります。
我が家は白玉粉はお豆腐で練る派。
豆腐白玉は水加減の失敗をし難い上に、もっちもっち食感が強く出て美味しいのです。
白は4玉しか出来なかったよ…。
白と緑混在!ち、ちがう、イメージしていたのと違う!
金柑の甘露煮も入れたもんだから、色数多すぎ問題。
せめて緑だけにすればよかった/(^o^)\
あ、でも器は可愛いです。
黒釉の小鉢もフリーカップ的に使ってみました。
この子、蕎麦猪口的になんにでも応用して使える万能選手だったので、展示会最終日に色違いの灰釉版も追加購入しちゃった( ´艸`)
3月1日から3日まで、オンラインショップも開催されるそうです。ショップのリンクからどうぞ。
ちなみに緑茶にもドボンした金柑の甘露煮は今回初めて仕込んだのですが、ちゃんと脇に切れ目入れて種を抜いたりと手間暇掛けた結果、私、生で食べる方が好きだわーという悲しい結論になりました😅
でも見た目は艶々で綺麗ですわな。